占い師の開運ブログ
- スピリチュアル編
2016.3.7
海瑛が出会った不思議体験 第2話
このお話は、海瑛がまだルーナの専属になる前のお話です。
当時海瑛はちょっと霊感の強い人と組んで結構幅広く仕事をしていました。
その日の仕事は土地のお浄めで、その霊感の強い人(仮に山田さんにしておきましょう)
海瑛が依頼されその山田さんと共にその場所に出向き、山田さんがお浄めをしました。
お供物を供え献花をして、お線香を焚き山田さんが祝詞を唱えだしました。
お浄めは順調に進み、最後の般若心経を唱えている時にその事件は起きました。
我々は広い敷地の中の片隅でご供養をしていたのですが、どこからともなく
一匹のカマキリが現れ、あのでかい目で私達を威嚇する様にキョロキョロしな
がら、参列者を見上げお供物に上がり海瑛を睨みつけました。
「やだなー。何か起きそうだ」
そう思った瞬間そのカマキリはトコトコと歩きだし、そして般若心経を唱えて
いる山田さんめがけて歩きだし、身体に登り始めたのです。
「このカマキリおかしい、絶対何かある。どうしょう…」
海瑛が判断しかねていると、そのカマキリは山田さんの背中にまで登りました。
「払い落とそう」
そう判断し、海瑛がそのカマキリに手をかけた瞬間、海瑛の身体に雷が落ちました。
実際雷は落ちなかったけれどそれ程の衝撃を受け、
多分数秒意識がありませんでした。
我に返るとそこはさっきの場所。
まだカマキリは山田さんの背中にしがみ付いていました。
私は頭がぼーっとして、状況が理解できず、ぽかんとそこに立っているしかありませんでした。
それから数分後、
般若心経が終わるとカマキリはそれを待っていたかのように、どこかに飛び去りました。
帰り道、その事を山田さんに言うと、黙ってうなずいておられました
後日、その土地の持ち主がお礼に来られましたが、何と何とカマキリが玄関先
に置いてある自転車のサドルに乗り海瑛の仕事部屋を見上げていました。
その時のカマキリだったか、そこまでは分りませんが、
そのカマキリを見つけたのは私の家族でした。
私自身この日の出来事は理解も納得もできなかったので、
その夜内容を家族に話したのですが、相手にされず鼻の先で笑われてしまいました。
しかしサドルにしがみ付き海瑛の部屋を覗いているカマキリを見て信じ
たらしく、私に報告してくれました。
その後もカマキリはその土地の関係者の人が来られる度に現れました。
余りの不思議に、山田さんを呼び話をした所凄い事を言われました。
それは「実は私もあのカマキリの事が気になり土地の登記簿や昔の土地の持ち主さん
なんかに話を聞いたのですが、
あの土地はかなり昔、大きな屋敷だったらしいですが、
強盗が入り何人かが殺され、火をつけられたらしいんです。
あの土地を買った人達はみんな失敗したり事故にあったりしたらしいです。
あのカマキリはまだ天国に上がれなかった人が私たちのする事を見守りお礼に来たような
気がします」
話を聞いて私は背筋が凍りました。
「幽霊カマキリだったんだ…。」
「いや、今迄天国に上がれず彷徨っていた人なんだ…。」
「その後、冬が来てしまい、それきりカマキリは来なくなりました。その土地
を持っておられた人が来なくなったからでしょうか…」
今でもカマキリを見ると思いだす、笑えない海瑛の思い出です
いままで色んな不思議な体験をしてきたけれど、海瑛にとって、この思い出が
一番怖くて、悲しい気分にさせられるほろ苦い記憶です。
つづく。



