大阪 梅田の占い師 菜々先生|ーランプより

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  • スピリチュアル編

2026.4.27 ーランプより


 

恋の物語を書いているつもりで、

ここまで歩いてきました。

 

 

けれど、

第二章の机の上に並んだものを

ひとつずつ灯りの下で見つめてみると、

そこに置かれていたのは、

ただ誰かを好きになった夜の記録だけでは

なかったように思うのです。

 

椅子をすり替えられたこと。

桜いろの約束のように、

まだ名前も知らないまま胸に残った小さな春。

時間が止まったような一晩のこと。

恋の季節が変わっていく気配。

磁石みたいに惹かれながら、

それでも門はくぐれなかったこと。

 

そのどれもが、

「うまくいかなかった恋」というひと言には

おさまりきりませんでした。

 

でも今は、

そのどれもを

身体の中だけで抱え続けるのではなく、

灯りの下で見てもいいものとして、

少しずつ机の上に置けるようになってきています。

 

「これは私そのものではなく、

私が通ってきた夜のひとつだった」

と、

少しずつ言えるようになってきたのだと思います。

 

第二章は、

恋愛の章であると同時に、

自分の席をどこに置くのかを

見直していく章でもありました。

 

誰かのために立ち続けることだけが

愛ではないこと。

くぐれない門があること。

 

それでもなお、

自分の椅子を持ったまま

恋をしていいこと。

 

そんなことを、

菜々はこの章の夜ごとに、

少しずつ教えられてきた気がします。

 

もしこの物語を読んでくださった方の中にも、

胸の奥に、

まだ言葉にならない夜を抱えている方がいたら。

その夜を、

無理に忘れなくても大丈夫です。

すぐに意味づけできなくても大丈夫です。

 

ただ、

いつかどこかで、

机の上にそっと置いて見られる日が

来るのかもしれません。

 

そのとき、

その夜はもう、

あなたを飲み込む渦ではなく、

あなたが見つめていい灯りのひとつに

変わりはじめているのだと思います。

 

休憩室のランプは、

そういう夜のために、

これからも小さく灯っていたいと思います。

 

菜々