夫婦円満を守る言葉集。毎日使って幸せを呼び寄せる!

夫婦円満 2022.07.12

家庭において、あたたかな雰囲気を形づくっているものは、まず第一に言葉かもしれません。夫婦の間で、どんな言葉を交わしていくか、言葉選びや使い方に気をつけていますか。

日本には、言霊(ことだま)という言葉があるくらいで、言葉が力を宿していることは広く信じられています。他愛のない雑談すらしない夫婦は、もしかして離婚に近づいているかもしれません。

あたたかい言葉は、夫婦仲を守ってくれる働きをします。普段から円満を守るような言葉を交わしていると、喧嘩をしたときに仲直りしやすいですし、何か深刻な問題が起きても、その仲を自然と修復しやすいようにも思います。

夫婦間で使う言葉は、あなたやパートナーの人生をキラキラと彩る宝石でもあります。幸せをつくり出していきたいのであれば、まず、言葉に心を配りたいものです。

この記事では、普段から家庭内で使っていきたい言葉をご紹介します。夫婦間で交わす円満な言葉の積み重ねで、幸せな毎日を呼び寄せましょう。


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夫婦間で交わしたい円満言葉は、全6種類。

夫婦で毎日使っていきたい理想の言葉を、6種類に分けてみました。すべての言葉を心に染み込ませるように使っていけたら、家庭内により深い愛が満ちていきます。

1. 「ありがとう」という感謝の言葉

「ありがとう」の言葉は、夫婦間における、最上級の言葉ではないでしょうか。

夫婦になって何年も経つと、パートナーに対して新鮮味がなくなり、相手が空気のように感じられて、気をつけていないと、いてくれるのが当たり前のように感じられてしまうかもしれません。

しかし、自分の傍らに相手が寄り添ってくれることは、当たり前ではありません。自分に対して何かをしてくれることも、当たり前ではありません。

  • 働いてくれて「ありがとう」
  • 家事をしてくれて「ありがとう」
  • ご馳走してくれて「ありがとう」
  • いつも「ありがとう」

お互いにありがとうの気持ちを持ち合って事あるごとに表現することで、この先、どんな問題が待ち構えていても、無事に乗り越えていけるような気がします。

「ありがとう」という言葉には多大なるプラスの効果があり、奇跡が起きるきっかけになる、という説もあります。夫婦の絆を強くするきっかけになるのはもちろん、二人の人生を上昇させていくのにぴったりの言葉だと思います。

2. 「おはよう」「おやすみ」「いってらっしゃい」「おかえり」の、基本の言葉

夫婦間で会話が少ないという現象は、挨拶の言葉を交わす習慣がないことから始まる気がします。始めの言葉「おはよう」、そして、終わりの言葉「おやすみ」は、必ず口にしたいですね。毎日交わす基本の言葉だからこそ、相手に対する思いやりの気持ちを常に込めたいものです。

  • ともに一日を始められる喜びの気持ちを込めて「おはよう」
  • よい眠りを得られますように、という気持ちを込めて「おやすみ」

夫婦のどちらかが外に出るときは、「いってらっしゃい」「おかえり」を忘れずに。伝えるときは、相手を玄関先まで見送ったり、出迎えてあげられると良いですね。夫婦である期間が長くなると、こういう些細なことを端折りがちですが、大切なことです。相手が家を出て無事に帰ってくることは、当たり前ではありません。

  • 今日一日の無事を祈りながら「いってらっしゃい」
  • 一日の疲れを癒やす気持ちを込めて「おかえり」

この4つの言葉に気持ちを込めるだけでも、自分とパートナーの毎日がスムーズに流れていきます。

夫婦の間に子どもがいる場合は、基本の言葉を掛け合う習慣があるだけで、子どもが生活習慣を自然と覚えてくれたり、会話がはずむきっかけをつくってくれたりします。

3. 「気をつけてね」「気をつけて行ってきてね」等の、相手を守る言葉

「気をつけてね」という言葉には、相手を守る働きがあり、この言葉を掛けられた相手は、事故に遭う確率が減るという話があります。

毎日何事もなく、無事に帰って来て欲しい。そうした思いを込めて、外に出る相手には「気をつけてね」の言葉を掛けてみましょう。

筆者は、パートナーを外に送り出すときに、こんな言葉を思い出すことがあります。

「男は閾(しきい)を跨げば(またげば)七人の敵あり」

江戸時代に生まれた言葉ですが、男性が社会に出て活動するときは、多くの敵(競争相手)がいるものだ、という意味合いで、社会で働き続けることは大変であると思わされる言葉であります。(近年では、女性だって仕事や家事、育児と働きづめになりがちで大変だと思いますが…)毎日、社会で闘う愛する人に対して「(色々な出来事に)気をつけてね」の意味も込めて、言葉を発したいと思います。

パートナーを外に送り出すときは、言葉といっしょに、ハグやキスもセットに出来たら上出来ですね!夫婦間のラブラブな雰囲気を保つのに一役買うはずです。

4.「凄いね」「さすが」「頭いいね」「格好良いね」等の、肯定的な言葉

男の人は、基本的に褒められたり、認められたいと思う生き物ではないでしょうか。それが愛する妻からであれば、なおのこと。相手の自尊心や、承認欲求を満たす肯定的な言葉は、積極的に口にしたいところです。

  • 「凄いね」「さすが」「頭いいね」「格好良いね」

軽く使ってみるか、本当にそう思った時にじんわりと伝えるかは、パートナーのタイプ次第かもしれませんが、妻からいつも肯定的な言葉を掛けられていると、他のどんな人から言われるよりも自分自身の価値が上がったように感じられるでしょう。

妻が使うのであれば、パートナーがどんな言動を褒められたいか、褒めポイントを押さえると良いでしょう。そこは、普段からの観察力がものを言います。きちんと褒めポイントを抑えて声を掛けると“きちんと見てくれているんだな”と嬉しく感じられるでしょう。

自分が普段からパートナーを認める姿勢で肯定的な言葉を掛けていると、相手からも褒め言葉をもらえる機会が増えていきます。自分を認めて欲しいのであれば、まず、パートナーを認める姿勢が大切。そういう理由からも、なるべくパートナーに対して肯定的な言葉を使いたいですね。

5.「お疲れさま」「大変だったね」「頑張ったね」等の、ねぎらいの言葉

調子が悪いときも仕事が大変なときも、妻は見守ってくれている…そう感じられると、パートナーとしては心強いものです。たとえ、仕事などで大変な事柄に挑んでいるときも、たった一人にでも「お疲れさま」などと言われるだけで、疲れが吹き飛ぶものではないでしょうか。

  • 「お疲れさま」「大変だったね」「頑張ったね」

こうしたねぎらいの言葉を、何か問題が起きたときやパートナーの仕事が一段落ついたときに、相手の顔をしっかり見て、心を込めて掛けてみましょう。

パートナーのことを観察しながら、大変そうなときに“分かっているよ”という意味を込めて「今は、大変なんだね」という言葉を掛けるのも効果的です。
「○○してるから、今日は疲れているね」というような、あたたかな視線を感じる言葉も、“自分をきちんと見てくれているんだな”“今の状況を分かってくれているんだな”と、思わせることでしょう。
ねぎらいの言葉を発展させて「いつもあなたの味方よ」というような言葉を時折掛けてみると、その言葉は心の支えになるかもしれません。パートナーから本当にそう思われると、妻としても嬉しいですね。

6.「好き」「大好き」「愛してる」等の、好き言葉

結婚生活が長くなるにつれて、相手に「好き」と直接告げるのは少しばかり照れくさくなりますが、好き言葉のどれか一つでも慣れ親しんで定期的に使うと、家庭に男女の愛が満ちていくのではないでしょうか。

家庭の中が、すでに好き言葉を使う雰囲気ではない場合、「家事を手伝ってくれて大好き」など、何かしらの言葉に付けてみるのも良いでしょう。ふいに「私のこと好き?」と訊いてみて、男女の愛を確認してみたり。それでも言葉にするのが照れる場合、何かメッセージを送るときに、ハートマークを付けることから始めるのも良いでしょう。
ふとしたときに「結婚できて良かった」と言ってみるのも良いかもしれません。こちらは、そのままシンプルに使っても、結婚できて相手と共に過ごせる幸せをしみじみと感じさせる言葉なのでおすすめです。

パートナーから異性として見つめてもらうためにも、好き言葉は、何年、何十年経っても使い続けたい言葉のように思います。

夫婦仲を冷やすこんな言葉は使わない!

どんなラブラブな夫婦仲も、交わす言葉によってはどんどん冷えていくものです。下記のように、相手を嫌な気分にさせる言葉は、極力使わないように気をつけましょう。

パートナーの心がチクッと痛む「誰かと比較する言葉」

誰かと比較されるのは、大人になってからでも嫌ですよね。一番存在の近い妻から比較されるのは、たとえパートナーが言葉にしなくても、心がチクッと痛んで辛いものではないでしょうか。近所の人、友達の夫などと比較するような言葉は、極力使わない方が良いでしょう。

  • ○○さんの夫が、出世して役付きになったらしい。
  • ○○さんのお宅が、素敵な家を買ったらしい。
  • ○○さんの夫は、自分の夫よりも給与が良さそうだ。

人は人。自分が選んだパートナーを信じて、良いところを真摯に見つめたいものです。自分の選んだ相手が、その人のペースで良きことに出会ったり、その良さを発揮できるように応援したいですね。

パートナーの心が折れてしまう「意地悪な言葉」

誰しも愛する人に、わざわざ意地悪な言葉を使ったりしないと思いますが、自分が忙しいときや余裕のないときに、また、自分の人生が上手く行っていないときに、そういう言葉を使ってしまうことはあり得るでしょう。

  • そんなの当たり前だよ、なんで出来ないの?というような見下す言葉
  • 相手が苦境に陥っているときの、追い詰めるような言葉
  • 上手く行っている相手を引っ張るような言葉

自分の方を振り向いて欲しくて意地悪な言葉を使う人もいますが、かえって相手の気持ちが離れてしまうでしょう。もし言葉にしてしまったら、まずは自分を省みて、自らのストレス解消を考えてみてくださいね。

パートナーがうんざりしてしまう「疲れる言葉」

女性は、たくさん話すことでストレスを発散する人もいると思いますが、たとえば大切なパートナーに、自分の愚痴ばかり聞かせてしまうのはよくありませんね。

色々話したいときは、その話は相手が聞きたい話かどうか、よく吟味して話したいところです。自分と結婚してくれた、たった一人の相手として大切に接して、疲れさせないように気をつけましょう。

誰かの悪口も、言い過ぎるのは良くありません。パートナーに密かに愚痴るくらいなら、対象相手に、建設的な意見として持ちかけることを考えてみましょう。

最後に。パートナーの至らない点を、キーキーと口うるさく言うのもよくありませんね。叩けば埃は出るもの、自分だって至らない点はあるものです。片目はつぶって、どうしても言わなければいけないことだけを伝えるようにしましょう。

夫婦間の円満言葉は、人生を何十年にわたり幸せにする。

夫婦が何十年も寄り添うことを考えると、毎日交わす言葉は本当に大切なものです。お互いを気に入って結婚したとしても、交わす言葉から、夫婦仲が崩れていくことも、正直有り得るのではないかと思います。

ちなみに、筆者が小さい頃の両親は仲が悪く、口げんかが多く、そもそも会話自体が少なく、お互いに対していたわりの言葉を掛け合っているところを見たことがありません。

子どもである筆者にも当然、良い影響を与えず、「夫婦とは、あたたかい言葉を掛け合うものだ」という基本的なことを、育った家庭で学ぶことはありませんでした。もし二人が言葉を大切にしていたら、夫婦仲はここまで悪くならなかったのではないか、と後年思うこともありました。

一方、とても仲の良いラブラブな夫婦のもとで育った私の友人は、自分が家庭を持ったときに自然と仲の良い家庭が築けると思ったらしいのですが、若くに会話の少ない老夫婦みたいな関係になってしまったらしく、「仲は悪くないけど、そこまでの関係にはならなかった、やはり努力は大切なのね」と話していました。

夫婦仲を円満にする心がけは、様々な方法があると思いますが、その一つの方法が言葉であるように思います。言葉は、人生を彩る宝石であり、あたたかい想いを運ぶ乗り物であり、自分の思想を伝える大切な手段です。

普段から言葉を心を込めて大切に扱っていく姿勢が、パートナーにも熱量として伝わり、より良い家庭が築かれ、愛が灯り、愛が続いていくきっかけになるのではないでしょうか。

人生は、どんな人にとっても、時に大変なものです。夫婦であればなおのこと、お互いを大切にする、あたたかい言葉を掛け合っていきたいですね!

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