同棲の生活費、どう分担する?2人で話し合って円満な同棲生活を

同棲 2022.06.01

同棲は恋人と一緒に過ごす時間が増え、別々に住むよりも魅力的です。結婚を前提として同棲するカップルも多くいます。

一緒に住む部屋を探したり、家具を選んだり、彼氏と同棲するなんて考えるだけでも楽しいですよね。

いざ同棲を始めようとして問題になるのが、生活費です。同棲するならお金の問題は避けられません。生活費の分担を適当に決めてしまうと、最悪の場合別れる原因になりかねません。

今回は同棲する際の、生活費の分担方法をご紹介します。同棲を円満に続けるためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。


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同棲で掛かる生活費を分担する前に意識してほしいこと

同棲すると、当然ながら2人で生活します。何となく生活費を払っていると、ゆくゆくは負担や不満を感じることに繋がります。

生活費の分担方法を決めないまま同棲を始めてしまうと、ケンカや同棲解消、最悪の場合には別れることもあります。

同棲するなら、恋人同士で少しでも長く楽しく過ごしたいですよね。2人で円満に過ごすためにも、お金の問題を曖昧にせず、同棲する前に生活費の分担を決めておきましょう。

ここでは、同棲の生活費を分担する前に意識しておきたいことをまとめました。気に留めながら生活費を分担しましょう。

同棲=結婚ではない!全額負担やお金にルーズになるのはNG

まず大事なこととして、同棲するからといって結婚したわけではありません。ここを履き違えてしまうと、問題になる可能性が高まります。

同棲しても

  • 生活費の全てを、彼氏(もしくは彼女)が払う
  • 部屋を借りる際の初期費用を相手が全額払う

このようなことは避けた方が良いでしょう。

同棲することは決まっても、結婚前なら他人の状態です。同棲する際の生活費を、片方が全額負担するのはやめましょう。

また、2人に関わる以外の費用、例えば

  • 自分の携帯代
  • 化粧品
  • 服やバッグ

など自分だけが使うものは自分できちんと払いましょう。

2人で払う生活費と自分が払うべきものをルーズに混同しないよう、意識してください。

他人と比較して同棲の生活費を決めない!納得して分担を

同棲する前に生活費を決めようとすると、すでに同棲している友達や知人から様々な意見を聞くこともあるでしょう。

  • 「彼氏が家賃を全て払っている」
  • 「彼女は生活費の負担を少なくするべき」

上記のように、いろんな声を耳にする機会もあるかと思います。

しかし恋人それぞれ収入が違うのですから、生活費の分担方法が違って当たり前です。友達のカップルの話を聞いても

  • 「友達の所は7:3で払ってるから、私達も同じにしよう」
  • 「彼氏は家賃、彼女は光熱費を払うのが普通」

などのように、他人と比較して生活費の分担を決めないようにしましょう。あくまでも、あなたと彼氏が納得できるように生活費を分担してください。

収入が高い方の生活水準に合わせるのは危険!

同棲する際の生活費を決める時に、収入が高い方の生活水準に合わせるのはオススメできません。収入が低い方の負担が、どうしても重くなってしまうためです。

収入が高い方に合わせて

  • 住む所を決める
  • 毎日外食をする

などのようにしてしまうと、収入が低い方の生活はいずれ厳しくなります。

収入に大きな差がある場合、同棲の生活費は慎重に決めてください。お互いの収入に見合った生活費を話し合いましょう。

もしあなたの収入が彼氏より少ない場合でも、彼氏の生活費に依存しないようにしてください。夫婦ではない状態で一緒に住むからには、生活費を分担した方が賢明です。

生活費を分担する際に確認すること。何を2人で支払うのか明確に

同棲することが決まり、生活費を決めようと思っても

  • 何を2人の生活費とするか
  • 家賃や光熱費以外に掛かるものはあるか

などはっきり決まっていないことは多くあります。

ここからは同棲が決まり、生活費を分担する際に確認しておきたいことをご紹介します。

どの費用を2人で払うか?各自払うか?きちんと決めておく

同棲する際の生活費を分担するといっても、何を2人で支払うのか決めておく必要があります。家賃はまず思いつく方も多いでしょう。他にも

  • 水道代
  • ガス代
  • 電気代
  • 食費
  • ティッシュやシャンプーなどの雑費
  • インターネットのプロバイダー料金

などが代表的な生活費として挙げられます。

どの費用を2人で分担するのか、それとも各自払うのか、話し合ってしっかり決めましょう。中には

  • ガソリン代や駐車場料金
  • 2人で飼うペットのエサ代

などの費用が発生する場合もあります。同棲すると揉める原因になる可能性もあるため、同棲前に分担するのかどうか決めておいた方が良いでしょう。

2人専用の口座を作るのもオススメ!同棲前に相手に確認を

不動産会社によっては、家賃が指定口座への振込みや引き落としの場合もあります。彼氏か彼女のどちらかの口座からの引き落としにすると、片方が支払わないという可能性も考えられます。

生活費を引き落とすための、2人専用の口座を作っておくと管理しやすくなります。専用の口座に2人で入金しておき、そこから家賃や光熱費を自動引き落としにするのも良いでしょう。

  • 専用口座から同棲の生活費をやりくりする
  • お互いに残高を確認することができる

など、同棲に掛かる生活費の支出がはっきり見えて分かりやすく、オススメです。同棲前に2人専用の口座を作るよう提案し、相手の意見を確認しておきましょう。

同棲後に「2人で使う口座を作るなんてあり得ない!」なんてことを言われたら、いざ同棲生活が始まってもトラブルになりかねません。

2人専用の口座を作りたいなら、事前に提案して相手の了承を得ておいた方が良いでしょう。

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生活費の分担方法は様々!お互い納得できるように話し合いを

同棲する上で生活費を分担する方法は、半分ずつ出し合うだけではありません。お互いの収入によっても変わりますし、分担方法はいくつかあります。

ここでは、同棲に必要な生活費の分担方法をご紹介します。適当にざっくりと決めるのではなく、

  • 家賃を支払う割合はどうするか
  • どの費用を2人で分担するか

など、細かく決めておくとお互いに安心できるはずです。納得できるようにきちんと話し合いましょう。

お互いに支払う生活費を分ける。収入に応じて分担を

同棲に掛かる生活費を分担してそれぞれ払うのは、一般的な方法です。ただし「分担する」といっても何をどのくらいの割合でそれぞれ割り振るのかは、実に様々あります。例をご紹介しましょう。

費用ごとに分ける

  • 彼氏:家賃、雑費
  • 彼女:光熱費、食費
収入の差で負担額を変える(※彼氏の方が収入が多い例)

  • 彼氏:家賃6割、光熱費
  • 彼女:家賃4割、食費や雑費
生活費全体を2人で分ける

  • 彼氏:生活費全体の7割
  • 彼女:生活費全体の3割

このように生活費を分担する割合や方法は様々で、どれが正解ということもありません。

しかし、どちらかが生活費のほとんどを払ったり、収入が少ない方に負担が大き過ぎたりしないよう注意が必要です。2人に合う、無理のない金額で分担する金額を決めましょう。

決まった金額を2人専用の口座や共同の財布に入れる

前述にて、2人専用の口座を作ることをオススメしました。この専用口座を活用して、生活費を分担する方法もあります。決まった金額をそれぞれ毎月専用口座へ振込み、そこから生活費を支払います。

生活費の中で

  • 家賃
  • 水道光熱費

など、専用口座から引き落としにしておくと管理が楽です。

口座からだけではなく、共同の財布を作るのもオススメです。外食や生活必需品の買い物の際、共同の財布から支払います。

  • お金が余ったら翌月分として繰り越す
  • 足りなくなったらお互いの割合分ずつ支払う

などのように、2人専用の口座や財布のルールを決めておくと安心です。

一旦どちらかが全額支払い、後から片方が支払う

収入に差があるカップルなら、どちらかが一旦全額支払うという方法もあります。後日、支払っていなかった方が相手へ決まった金額を支払います。

全額のうち、「彼氏が6割・彼女が4割」のように割合を決めておくと払いやすくなるはずです。

ただし、支払ったレシートや明細書などを保管しておく必要があります。記録を残さないと生活費を払う方ばかりが損をし、不満が生じます。

  • 家計簿をつける習慣がある
  • どちらかがお金をしっかり管理する

などのように、生活費の管理や計算が必要になるため、どちらかがお金にルーズだと有効ではない方法と言えます。

同棲が始まると様々なトラブルが!1人で悩まず相談を

同棲が始まり2人での生活が始まると、生活費のことで悩んだり、不満に感じたりすることがあります。

せっかく恋人同士で一緒に住むのですから、お金のことでギクシャクしたくないですよね。でも生活費のことで一方が不満を溜めるのは良くありません。

ここでは、同棲が始まった後の生活費に関する注意点をご紹介します。

月によって変動しやすい食費や光熱費。分担方法の見直しも大切

同棲の生活費でケンカする原因になりやすいのが、食費や光熱費です。家賃は毎月決まった額ですが、外出の多い月や季節によって食費や光熱費の金額は変わってきます。

  • 季節問わず、光熱費は全て彼氏が払う
  • 食費は彼女が払っているが、外食が多い月もある

など、金額が変動する月があるとトラブルの元になりやすいため要注意です。

例えば

  • 彼氏:家賃、雑費
  • 彼女:食費、光熱費

と分担している場合、彼氏は家賃が支払いの多くを占めています。金額はほぼ一定です。

ところが彼女は月によってエアコンの使用で電気代が上がったり、お互いに外食が多い月は食費が減ったりと金額は変動します。

お互いに納得して同棲前に生活費の分担を決めたとしても、どちらかが不満に思っては円満な同棲生活を送れなくなる可能性もあります。

  • 彼女は今月、支払いが少なくて羨ましい
  • 彼氏の方がたくさん食べるのに、食費を全て私が払うのは納得いかない

もし最初は小さな不満でも、上記のような考えが積もり積もってはケンカや同棲解消などの問題になることも考えられます。

同棲が始まって生活費に問題があると感じたら、きちんとルールを決めたり、分担方法を見直したりし、2人に合った金額へ改善しましょう。

同棲では家事と生活費のバランスが重要!負担が偏るのは避ける

同棲すると家事もお互いに分担しなければなりません。生活費と同じぐらいトラブルになりやすいため、家事と生活費の分担を一緒に決めておくとスムーズに生活しやすくなります。

  1. 彼氏が生活費の半分以上を払っている
  2. 生活費を完全に折半しているが、家事はほとんど彼女がしている

例えば1のように生活費の大半をどちらかが払っているなら、「生活費の分担が少ない方が家事を多くこなす」という風にどちらかへ負担が偏るのは避けた方が良いでしょう。

2のように生活費を折半しているにも関わらず、家事の分担の割合に大きく差があるケースはバランスが悪いと言えます。

「彼女の方が帰宅時間が早く、家事をする時間が多い」のであれば、彼女の生活費の負担を減らすなど、家事と生活費のバランスを取るようにするのがオススメです。

お金の問題が生じたら1人で悩まない。臨機応援な対応を

同棲前に生活費を決めて2人での生活がスタートすると、予想外のことが起こる場合もあります。

  • 病気になり、医療費がかさむ
  • 仕事の付き合いで外食に行く機会が増えた
  • 退職することになった

上記のように、想定外の出費や収入減などお金の問題は様々です。

生活費の負担が少ない方は、なかなか相手に相談できないこともあるでしょう。しかし生活費を払うのが苦しくなっても1人で悩んでいては、いずれ同棲生活が立ち行かなくなります。

2人で住むのですから1人で問題を抱え込むのではなく、随時相談しましょう。「同棲前に決めたルール以外は許さない」など、臨機応変に対応できないのも問題です。

  • 来月だけ生活費の分担の割合を変える
  • 多く支払った分の記録はきちんと残しておく

このように相手の状況に応じ、生活費の割合や金額を変えていく方がトラブルを回避できるはずです。

お金の問題は時に想定外のこともあるため、決めたルールだけを頑なに守るのは良いとは言えません。状況に応じて柔軟に生活費の分担を変えていくことも大切です。

同棲する上で欠かせないお金の問題。納得して生活費の分担を!

同棲する上で生活費は絶対に関わってくることです。2人で住むのにどちらかが全額負担する、というわけにもいきません。

生活費を2人で分担するといっても、カップルによって収入は異なります。同棲前によく話し合い、ルールを決めてから住み始める方がトラブルを少しでも回避できるでしょう。

しかし同棲が始まり、どちらかに家事の負担が偏ったり、急な出費で生活費を払うのが厳しくなったりと問題が生じることもあります。1人で悩まずに2人で相談し、相手の状況も考慮してルールを柔軟に変えることも大切です。

同棲は結婚が前提の場合がほとんどですが、結婚前だからといって生活費の管理を適当にしてしまうと、別れに繋がることもあります。

生活費に何か問題が生じても協力し合い、相手を思いやりながら同棲生活を円満に送ってくださいね。

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