大阪 占い師 新生萌木先生の記事 占いはサイエンス ~時を詠む者~

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占い師の開運ブログ
  • 精神性編

2017.3.21 占いはサイエンス ~時を詠む者~
春分者終わってすっかり春の陽気ですね

さて、私の占術の最たるものに
密教宿曜術というものがあります


これが以前にお伝えした奇門遁甲を
凌ぐ勢いで的中させます


密教・・・・あれっどこかで聞いたような?


なんて思いませんか?
そうです 空海の密教なのです

弘法大師の空海が翻訳、

もたらした宿曜経(「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」)を密教徒などが研究した占星術です


道教の概念も取り入れられており、宿曜経そのものは唐で完成したのではないかと言われています。

この占星術をなりわいとするものを宿曜師、
この占星術を宿曜道と呼び、
すでにあった陰陽道の陰陽師と勢力を二分したそうです

織田信長も宿曜道を戦に用いたとか、徳川幕府はあまりの的中率に、これを封印したことは有名です

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空海は、『満月』を『悟り』象徴としました。

『悟り』とは、自分の人生を自分らしく生きること、です。

自らの個性と可能性が最大限に花開いた状態、究極の自己実現、それが『悟り』です。

それを可能にするために、空海は『満月』を鍵としてとらえていたのです。

そして、もう一つ、『明けの明星(金星)』も、重要な天体としてとらえていました。

おそらく空海は、『満月』と『明けの明星(金星)』が、

人間の「宿命」を形成する「遺伝子」と「魂の記憶」影響を及ぼしていることに気づいていたと思われます。


実際に空海は、「虚空蔵菩薩求聞持法」という修行を三度行い、

三度目を満行したときに『明けの明星』が口に飛び込んでくるという光明体験をしています。

経典である「大日経」の中には
「云何(いかん)が菩提とならば、いわく、実の如く自心を知るなり」と記されており、
「悟りとは何であるかというならば、あるがままに自分の心を知ることである(語訳)」と説いています。

 

私たちは、悟りといえば、 ごく限られた者だけが到達することのできる遠い彼方を想像しがちですが、弘法大師は、自らの心をあるがままに知ることであると教えているのです。

人は、ともすると弱者を思いやることを忘れ、自らを戒めることもなく、耐え忍ぶことを知らず、怠惰に過ごし、その結果として悩み、迷っています。

弘法大師は、自らの心に目を向け、汚れた心を知り、省みることが大切であるといっているのです。

これが、真言密教の「如実知自心」という教えです。

因みに「如」という字は大日如来の「如」と同じ意味であり、「如来」とは、「あるがままに、あるが如く、 世の中を見る仏の世界から来る」仏様という意味です。

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弘法大師は、「六大」すなわち「地大」「水大」「火大」「風大」「空大」「識大」という、

六つの根源的なものが宇宙の万物を構成しており、仏も人間も本質的な差はないと説いています。

また私たちが眼にしている現実の世界は、法身である大日如来の現れであるから、現実はそのまま絶対であるとも説いています。

つまり、仏も人間も根源的なものは同じであり分かちがたいものであるから、大日如来の慈悲を固く信じ、悟りを求める心をもって仏と一体化できるよう努力をすれば、迷いから脱して真理を知ることができると教えています

ちょっと簡単に説明すると
密教は、人間が持って生まれた可能性(=潜在能力)を最大限に引き出し、「不幸」を終わらせて『幸福な人生』を生きることを可能にする
哲学・技術体系なのです。

つまり、占術の根源でもある
人が生まれながらに背負ってきている
宿命(原因)を知り、それを変えることで
幸せな未来(結果)へ変換するという考えに通じるという訳です❗